おくすり手帳、しっかり説明できるように

更新日時 2017/09/19 0:12:36

おくすり手帳、しっかり説明できるように

 

おくすり手帳のはじまりは?

おくすり手帳のはじまりは、1993年に起きた帯状疱疹治療薬ユースビル(ソリブジン)とフルオロウラシル系の抗ガン剤の併用により15名の死者が出たソリブジン薬害事件が発端とされている。事件の発生後、1994年に薬事法(現薬機法)が改正され、患者への副作用リスクや薬剤投与ミスを防止することを目的として「医薬品の適正使用のための情報活用」が追加され、この頃から一部の医療機関でおくすり手帳が使用され始めました。

 

そして1995年、阪神・淡路大震災で被災された患者の中には薬歴が確認できず、医師や薬剤師等の医療活動がスムーズに行えなかったことを受け、患者の服用している薬がわかる方法としておくすり手帳が注目され、社会へ浸透、普及していくようになりました。

 

また知ってる方も多いと思いますが、2011年の東日本大震災の際にも、おくすり手帳の有用性が示されております。

 

おくすり手帳の持参率は?

おくすり手帳の歴史を知った次は、じゃあ実際に今の普及率はどうなのか?ってことが気になりますよね。
マイナビニュースが2016年3月25日〜3月29日の5日間、全国の男女474名の読者におくすり手帳についてのアンケート調査を行った結果として、薬局へ行く際はおくすり手帳を持参すると答えた型は30%となかなかすごい数字がでております。
(マイナビニュースの読者を対象としているため、患者層に偏りはあるため、割り引いて考える必要はあり)
平成25年の厚労省の調査によると、6割くらいの方が活用していると回答しています。

 

薬剤師のおくすり手帳の持参率は?

薬剤師を対象とした調査もあります。
2013年2月13日〜2月28日の期間に薬剤師を対象としたインターネット調査(n=179)の結果として、おくすり手帳を持っていると回答した薬剤師は4割程度だった…
薬剤師がおくすり手帳を持っていない理由としては

  1. 常用薬がないから
  2. 自身が薬剤師だから、おくすり手帳がなくても管理できる
  3. 持参、管理が面倒だから

といった回答が挙がりました。


スポンサードリンク
愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ

さて、こうような結果を見て、どう思いますか?
おくすり手帳の歴史を踏まえると、患者さんがどんなときも安全、安心に薬物治療を続けるためのツールとしておくすり手帳は有用だと思います。
おくすり手帳を常に持参してもらうは代用のアウトカムかもしれませんが、それでも持参率をあげるためにやはり勧める側の薬剤師自らが所持して欲しいなと思います。
ICT化が進めば、おくすり手帳も不要になるかもしれませんが、現時点ではまだ出来ておりませんので現状できることをしっかりやりたいなと思います。
例えば、緑内障への抗コリン作用のある医薬品の使用の是非をチェックするツールとしてとか…

 

おくすり手帳にはるアドバイスシール等は、共用できないかな〜とすこし考えております。
エーワンラベル屋さんで、おくすり手帳にはるアドバイスシールのフォーマット作って、共用のオンラインストレージで共有するとかしたらどうかなと思いますがどうでしょうかね?、

参考資料
都薬雑誌 2014/vol.36 No.4
都薬雑誌 2014/vol.36 No.5

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
スポンサードリンク

【コメントの投稿の仕方について】
  このサイトでは、「Disqus」と呼ばれるコメント機能を使っています。
  ツイッターやフェイスブックなどにアカウントをお持ちの方は、ログインすることで
  自分の各プロフィールでコメントすることが出来ます。
  なんのアカウントもない人もメールアドレスさえ入力すればコメントできます。
  (入力したメアドはコメント投稿には表示されません。)
  また、コメント欄には画像を張ることも出来ます。

ひと言コメントや、記事の質問や感想など お気軽にお書きください。
  なにか書いていただけると管理人が嬉しがります。