更新日時 2017/08/09 22:18:16

薬歴って書く必要ありますか?

薬歴は書かなきゃダメですか?

 

薬歴書くの、めんどくさいな〜と思ったこと、薬剤師なら一度はあるのではないでしょうか?
そして、薬剤服用歴管理指導料(以降:薬歴管理料)を算定するために、患者さんに色々聞かなきゃいけない…と思ってる薬剤師もいるのではないでしょうか?
今回は、すこし薬歴管理料の歴史について紹介していこうと思います。


薬歴の歴史、そもそも誰がはじめたの?

元日本薬剤師会会長、佐谷圭一が昭和38年ごろから、仲間内ではじめていったとされています。
佐谷先生は、眼鏡店での顧客カードを見て、薬歴をひらめいたそうです。
ちなみにこの時は、まだ医薬分業もほとんどされておらず、またもちろん薬歴をつくることでのフィーもない時代です。

 

薬歴管理料にフィーがついたのはいつから?

分業元年とされる1974年(昭和49年)から約10年たった1986年(昭和61年)の診療報酬改定で、薬歴管理料が新設されたようです。
この時のフィーは5点でした。
薬歴管理料に関しては、国がフィーをあげるから、やれといった設立されたものではなく、薬剤師たちが自分たちの職能を発揮するために必要だからはじめ、それに対してフィーがついたと解釈できると思います。

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薬歴管理料が新設された時の要件は?

下記が1986年(昭和61年)に新設された際の要件になります。

  1. 患者の氏名、生年月日、性別、被保険者の記号番号、住所(電話番号も記入しておくといい)
  2. 処方した保険医療機関名及び保険医師氏名
  3. 処方日、処方内容、処方内容に関する疑義照会の要点
  4. 患者の体質、アレルギー歴、副作用歴、患者への指導事項、調剤日、薬剤服用歴の記録の作成日
  5. その他の必要事項

かかりつけ薬剤師の対人業務入門 調剤を「個別最適化」する薬歴のポイントより引用

 

最初のときの要件はすくなかったみたいですね。
ちなみに2016年時の薬歴管理料の要件は…

  1. ア 氏名・生年月日・性別・被保険者証の記号番号・住所・必要に応じて緊急時の連絡先等の患者についての記録
  2. イ 処方した保険医療機関名及び保険医氏名・処方日・処方内容等の処方についての記録
  3. ウ 調剤日・処方内容に関する照会の要点等の調剤についての記録
  4. エ 患者の体質・アレルギー歴・副作用歴等の情報患者についての情報の記録
  5. オ 患者又はその家族等からの相談事項の要点
  6. カ 服薬状況
  7. キ 残薬の状況の確認
  8. ク 患者の服薬中の体調の変化
  9. ケ 併用薬等(要指導医薬品、一般用医薬品、医薬部外品及びいわゆる健康食品を含む。)の情報
  10. コ 合併症を含む既往歴に関する情報
  11. サ 他科受診の有無
  12. シ 副作用が疑われる症状の有無
  13. ス 飲食物(現に患者が服用している薬剤との相互作用が認められているものに限る。)の摂取状況等
  14. セ 後発医薬品の使用に関する患者の意向
  15. ソ 手帳による情報提供の状況
  16. タ 服薬指導の要点
  17. チ 指導した保険薬剤師の氏名

 

すごく詳細に書かれていますね(汗)

薬歴はなんで書かなきゃダメなの?

これは残念ながら記録されていないことはやっていないとみなされるからですかね。
まぁだからとって薬歴管理料の要件を満たすための薬歴を書きたいがために服薬指導してるってなると、手段が目的となってしまって本末転倒になってしまいますので注意してください。

 

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