JJCLIP17 インスリンを使うとガンになりやすくなる?!

更新日時 2017/08/01 0:24:28

薬剤師のジャーナルクラブ第17回

インスリンでがんが増える?

 

インスリンを使うとガンになりやすくなる?!

今回はある特定の薬物でガンリスクが増えるかどうかですね。
薬物とガンリスクについては、個人的にはアクトス(ピオグリタゾン)と膀胱がんについては色々と学べることが多いと思います。
では今回のシナリオです。


 

あなたは、とある民間病院に勤める薬剤師です。
今月から内分泌・糖尿病内科の病棟勤務となり、入院患者への服薬支援だけでなく栄養指導も管理栄養士さんや看護師さん達と協働で行うなど、忙しい毎日を送っておりました。

 

病棟での回診業務を終えて一息ついたある日の午後、たまたま病棟で居合わせた研修医の先生から次のような質問を受けました。

 

「今日の外来でとある患者から『あんまりインスリンの量が多いと癌が増えるってネットに書いてあったんですけれど本当ですか?』って聞かれて, なんとも答えに困ってしまってね. インスリンのグラルギンなんだけど, そんな報告って本当にあるのですか?」

 

患者情報:2年前から2型糖尿病と診断された40代男性.
     A1c=8.5%, 平均血糖190mg/dl, BMI = 28.4
     他に現病, 既往なし

 

あなたは, インスリングラルギンによって本当にガンの発症リスクが増加するのか, 早速調べてみたところ, 次の論文がヒットしたので読んでみることにしました.

 

[JJCLIP]薬剤師のジャーナルクラブ開催.. - 地域医療の見え方 - Bloguruより引用

 

いや〜研修医と話したことなんて、薬剤師になって十数年ありません。
(疑義照会で知らず知らずにってのはあるかもしれませんが…)

 

まぁ余談はさておき、今回の疑問を定式化しましょう。

 

P 肥満の二型糖尿病患者

 

E インスリングラルギンの使用

 

C 使用しないのと比べて

 

O ガン発生リスクを増やすのか

 

ざっくりとこんな感じですかね。
ちなみにグラルギンの先発品はランタスになります。
それではお題論文になります。
Use of insulin glargine and cancer incidence in Scotland: a study from the Scottish Diabetes Research Network Epidemiology Group. - PubMed - NCBI

 

ざっくりと要約していきます。

 

P どんな人に

 

 

E どんな介入を

 

 

C 何と比較して

 

 

O どんな項目で評価

 

 

T 試験デザイン等

 
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