11月の3週は世界抗菌薬啓発週間です

更新日時 2017/11/17 21:36:04

 

11月の3週は世界抗菌薬啓発週間!!

11月3週は世界抗菌薬啓発週間です、今年は11/13〜11/19ですね。
ただこの世界抗菌薬啓発週間、薬局の現場では特になにもしていないのではないでしょうか…
一応、2020年までに経口抗菌薬のなかの第三世代セフェム系、マクロライド系、キノロン系の使用量を2013年時の使用量の半分にするという目標があげられています。
この目標に対して薬局薬剤師として何が出来るのか、そして疑問に思っていることをぶちまけようと思います。

 

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抗菌薬の不適切使用に対して薬局薬剤師が出来ることはなにか?

 

風邪等に抗菌薬の使用や、そのような疾患にでも広域抗菌薬を使用する現状に対して薬局薬剤師ができることは下記のことだと思います。

 

医師へのアカデミックディテーリング

日本の医師の多くはいまだにMRから医薬品の情報を得ています。MRからの情報が中立な情報であるとは言い難く、薬剤師から中立な立場での医薬品の情報を提供出来れば風邪への抗菌薬の使用、広域抗菌薬の使用が減るかもしれません。

 

患者への抗菌薬を欲しがらないように啓発

風邪に抗菌薬を飲むとよくなると思っている患者は少なくないです。
そのため医師へ抗菌薬が欲しいですと言わないようにしまようと、患者教育することで、患者要望の抗菌薬処方は減るかもしれません。

 

きれいごとを言いましたが、抗菌薬の適正使用のためにどちらが効果的かと言われたら、圧倒的に前者ですよね。
わたしは薬局で患者さんとお話しすることは多く、後者のこと(患者教育)は日常的に話していますが、患者から反論されることはあまりありません。
(一度、歯科医師がのりこんできましたが…)

 

患者がダダこねて抗菌薬を欲しがるから、不適切な抗菌薬使用が多いわけではありません。

 

抗菌薬を不適切に出す医師が多いからです。

 

なので、医師へアカデミックディテーリングをするのが薬局薬剤師として抗菌薬の適正化には有効なのですがなかなかそう簡単にはいかないんですよね。
その理由はというと…

 

医師へのアカデミックディテーリングでの抗菌薬の適正化の問題点

 

医師との関係&自分の会社からストップ

医師に薬剤師から情報を与えるということが屈辱と考える医師もいます。
特に開業している医師の方は年齢もいってるかたが多いため、疑義照会しただけでも沸騰してしまう医師もいたりします。
そのため抗菌薬の適正使用に貢献なんて医師との関係がこじれる可能性が高く、利益も生む行為ではないため、会社側(薬局側)からストップがかかってしまうことも多いです。

 

医師に自覚症状なし

情報提供しても、医師が不適切使用している自覚症状がないケースもあります。
さすがに、「俺は大丈夫、そんなに出していないから」と言われてしまうと、もうキツイです…

 

医師も不適切な処方を分かっていて出している

これはもうどうしようもないですよね…
患者が多く、どうしても時間がなく説明できず抗菌薬をだしてその場をしのいでしまうというのが習慣化され、そしてそれでも大きな問題が起きていないとなると、もう処方プラクティスを変えるのは難しい。。。

 

そしてそして、4コマ部分に入りたいのですが、抗菌薬の適正使用ってどういう流れのほうがうまくいくのですかね?
本当は右下へ斜めにいってもらいたいのですが、そういうわけにはいかないでしょうから

 

今出している抗菌薬を@使用量はそのままで別の抗菌薬にするのか、それともA使用する抗菌薬はそのままで使用量を減らすのか?
どっちのほうがいいのでしょうか?

 

正直@だと風邪に対する第三世代セフェムのDU(大体ウンコになる)がペニシリン系になったらDG(大体下痢になる)になることが予見できるので、「いまよりもっと効く抗菌薬があるんですよ」という提案した身としては立場がなくなってしまう…

 

だからAのほうが現実的かと思うのですが、やはり今まで当たり前に出しているものを減らしてほしいというのはなかなか難しい…

 

難しいという言葉を使って思考停止してしまう…

 

薬局薬剤師による抗菌薬の適正化がうまくいった事例などあったら教えて欲しいです(切実

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