こどもにタミフルは飲ませるべきですか?

更新日時 2017/12/15 0:34:31

 

持病のないこどもにタミフルの投与は必要なのか?

そろそろ皆さんの薬局でも、インフルエンザの患者が増えてきているのではないでしょうか?
わたしの勤務する薬局でもインフルエンザの患者がちらほら出始めてきます、そして今のところインフルエンザにかかった患者さんに「ワクチンは打ちましたか?」と聞いたところ、全員ともNO! という回答です。
こんな回答データでは、科学的な根拠はないでしょうが、まだうっていない方がいましたら打っていただく謳い文句に使ってもいいかも。

 

それでは本題です。

特に持病もない健康なお子さんがインフルエンザにかかってしまった場合、抗インフルエンザ薬の治療は必要でしょうか?

 

わたしの答えは…よくわからないです。

 

もし、わたしのこどもの場合だったらどうしますかね?
いまの現状でしたら、12月の最終週にピアノの発表会を控えているので、1日でも早く楽になるのと中耳炎になるリスクが減るなら飲ませてあげたいと考えると思います。

 

ただこれは個々の家族によっても違うと思いますし、わたしもピアノの発表会を控えている時期だからかというのもあります。
普段なら飲ませなくてもいいかなと考えるんじゃないかなと(実際なってみないとわからない)

 

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こどものタミフルの有効性と安全性について

2017年11月にこどものインフルエンザ時のタミフルの有効性と安全性についてのデータがでましたので全文読めませんが、簡単にまとめさせていただきます。

罹病期間

インフルエンザと診断されタミフルを使用した子どもたちは罹病期間が17.6時間(95%CI:34.7〜0.62時間)短縮した。

中耳炎リスク

インフルエンザと診断されタミフルを使用した子どもたちは中耳炎になるリスクが34%低かった。

副作用(嘔吐)

タミフルを使用した子どもたちは嘔吐するリスクが、プラセボを使用していた子どもたちより63%多かった。

副作用(その他)

吐き気や下痢、重大な副作用はプラセボと比較して有意差はなし。

下気道炎リスク

下気道炎のリスクはタミフルを使用しても有意に低下しなかった。

その他

インフルエンザ発症後24時間以内にタミフルを使用した子どもたちのほうが24時間〜48時間にタミフルを使用した子ども達より罹病期間の短縮が大きかった。

 

 

元となったデータの全文が読めないので、一部、二次資料からの引用もあります。

 

このデータを見る限り、

 

くすりを使用しなくてもよくなるものだからインフルエンザ時のタミフルの使用は意味がない!

 

とは言えないと思います。

 

ただこの有効性にどの程度の意味があるのかは、患児およびその家族によって様々です。
1日でも患児の体調が早く良くなること、そして中耳炎のリスクが減ることに大きな意味をもつかたもいると思います。

 

タミフルの有効性、安全性について医療者、患者ともに共有し、そして患者は自分の希望(イベントが控えている&看病で仕事を長い間休むのも難しい等)を伝えて、どうするのが妥当な選択なのかお互いで考えていけたらいいのではないかなと思います。

 

ただ実際は、時間がなく難しいことなんですがね…orz

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