【NGワード】くすりの副作用かも知れません

更新日時 2017/12/05 0:28:31

【NGワード】くすりの副作用かも知れません

 

くすりの副作用かもしれないです?

今回は、薬剤師としては言ってはいけないキーワード【くすりの副作用かもしれません】について説明したいと思います。
もちろん、この副作用の可能性に対し白黒つけられないから、ダメなわけではありません。
われわれ薬剤師も神様ではないですから、患者さんに起きていることがくすりの副作用かどうかなんて分かりません。

 

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薬の副作用かもしれませんのどこがダメなのか?

まずは大原則です。
患者さんがくすりを飲んで体調の変化が起きました。
これについては、必ずくすりの副作用である可能性があります。

 

患者がくすりを使用した後に起こる体調変化はすべてくすりによるものの可能性がある。

 

当り前ですよね、それだけを医師に伝えてどーすんだ、このクソ馬鹿野郎!!、しかも何でドヤ顔なんだよ!!って話になるわけですよね。

 

では薬の副作用だと断定できたらOKなのか?

これは間違いなく、このくすりの副作用だ、断定できる!!
そう思ったら、医師へ、「○○さん、今回のくすりで△△の副作用出てます(ドヤ)」でいいのでしょうか?
Naranjoスコアが9点です!だから副作用でいいと思います。とかもさ…

 

副作用かどうか考えることも我々薬剤師の大切な仕事だけど、そこだけで終わってしまってはダメだよね。
目の前の患者さんに対して、こういった症状がでていて、○○という薬剤の副作用の可能性がある、○○は続けるべきかやめるべきかの考えまで出さなきゃいつまでたっても医師からの信頼は得られませんよ。
そして続けるなら、どこまでか(もう少し症状がひどくなるようなら中止)や、やめるべきなら代替薬の提案等までふくめて薬剤師としての仕事ですよね?

 

是非ともここまで考えて、責任をもって仕事をしてほしいなと思います。

 

 

まとめ

 

薬の副作用かも?と思う状況に遭遇したとき、薬剤師の仕事は
「薬の副作用かもしれません」と報告することではない。

 

その状況下で、目の前の患者にそのくすりを中止したほうがいいのか、それともつづけたほうがいいのかまで考え医師と共有することである。

 
 

オマケ:副作用という言葉について考える

日本で副作用というと、くすりによる有害反応のことをいいます。
ただ実際は副作用(Side Effect)は、主作用に対しての副作用という意味なので有害なものだけに限定はされません。
(くすりに対して何が主で、何が副っていうのも恣意的ですよね…)

 

それでは日本の『副作用』と呼ばれているものは一体なんなんのかというと、『医薬品有害反応(Adverse drug reaction)』、ADRと略されます。
ただ医薬品との因果関係が分からないケースも多いので、因果関係は不明な『有害事象(Adverse event』AEと表現します。

 

日本ではADR=副作用という共通認識なので正しい言葉を使いましょうと強く言う気は全くありません(わたしも副作用っていうし)
ただ薬剤師である以上、知っておいてもいいんじゃないかなと思います。有害事象と副作用の言葉の違いは必須ですけどね。

 
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