疑義照会時の代替案は医師から聞かれたら?

更新日時 2017/12/17 23:32:49

 

疑義照会の際の代替案はどう伝えるべきか?

今回は、疑義照会の際に、内容に対する代替案がある場合はどうすべきか?というのがテーマになっております。

 

えっ?!普通に伝えればいいじゃん?

 

と、思う方も多いと思います、がしかし・・・

 

一部の薬剤師の業界内に

 

疑義照会の際、代替案は医師から聞かれた場合に提示するのが望ましい

 

といった、コンセンサスがあるのです…(マジかよ)

 

何故、薬剤師が疑義照会の際に疑義の内容と薬剤師側の意見として代替案の提示をするのがまずいのでしょうか?
わたくしの推測になりますが、おそらく下記の内容で問題となってしまうため、代替案は医師に聞かれたら答えるといった無難な対応になるのではないかと思います。(もし他に意見がありましたら教えて下さい)

 
  • 薬の処方内容を決めるのは医師(処方権の侵害)
  •  

  • 薬剤師如きが医師が聞いてもいないことを勝手に話すな
  •  

  • 医師様に意見を言うとは何事か
 
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こう書いてしまうと、医師が悪者扱いのイメージになってしまいますが実際には医師だけの問題ではなく複雑です。

 

疑義照会の問題点

  • 医師はそもそも疑義照会を知らない?
  • 有名な話ですが、薬剤師は薬剤師法24条により、記載がありますが、同じような内容は医師法にはありません。
    そのため、薬剤師からの疑義照会があった際に、対応しなければいけないということを知らない医師もいます。
    (疑義照会を疑義を紹介されているだけと勘違いしているケースも)

     

  • 薬剤師の知識不足?
  • つづいて薬剤師の知識不足によるものです。よく話題になるのが、オグサワこと、オーグメンチン、サワシリンの処方を「抗生物質が重複しています、間違いではないでしょうか?」としてしまい、医師にそんなこともしらないのかと文句をいわてしまうケースがあるようです。
    (まぁその地域の抗菌薬の使用がアレってことですから、そこは分かっていただきたい気もしますが)

     

  • 疑義照会=間違いを指摘し正しくする?
  • つづいて、疑義照会=医師の間違いに気づいてやったんだ的なやつですね。
    医薬分業の歴史では、医師による毒殺を防ぐために処方する人(医師)とくすりを作る人(薬剤師)を分けようってことで始まったのですが今もこの考え方でいいのでしょうか?
    「医師の処方がメチャクチャだから、うちら薬剤師がしっかりしないと患者さんが死んじゃう」なんていう考え方ではチーム医療とは言えませんよね(汗)
    もしこういった認識をもつ薬剤師がいましたら考えを改めてもらいたいです。

実際に医師は疑義照会の際の代替案はどう思っているの?

長々と、薬剤師側の疑義照会の際の代替案の取扱いや、疑義照会の問題点などをあげてきましたが、ここで実際に医師はどう思っているのか?のデータをしめしたいと思います。

 

 

先日、わたくしがツイッターのアンケートシステムを用いて聞きました。
(大多数が閲覧用なのは、わたくしの力不足です、申し訳ありません)
医師(自称なので本当かは不明)61名のアンケート結果です。

 

こちらが聞いたら代替案を教えてほしい…19名

 

先に薬剤師側の意見として教えてほしい…31名

 

どちらでもかまわない…11名

 

n数が少ないので、今回のデータから言えることは、先に代替案を教えてほしいと思っている医師もいれば、こちらが聞かなきゃ言わないでいいよという医師、両方いるということですね。

まとめ

今回の結果を踏まえての考察です。

 

ちなみに私としては先に代替案を伝えたい派です。
何故かというと、わたしのような薬局薬剤師は、医師の処方せんと患者さんとの話で、医師の処方意図というブラックボックスを推測しています。

 

そして薬剤師の疑義照会も内容だけでは、医師も薬剤師の意図することは分からないのではないかと思うからです。

 

あと、疑義照会の際、医師と直接話すというよりは、間に受付、もしくは看護師さんを介しての疑義照会になるケースのほうが多いので代替案を先に提示したほうがスムーズに解決することが多いためです。

 

薬剤師側へのお願い

代替案に関しては必ず用意してから疑義照会しましょう!!
また先に代替案まで伝えると、気分を害する医師がいることも理解しはじめて疑義照会する医師、医療機関の場合には代替案について提示したほうがいいか確認して記録しておいたほうがいいです。
あと疑義照会はあくまで、薬剤師側から意見をうかがうものなので、自分の意見が受け入れられなかったりしてもそれは仕方がないことだからね。

 

医師側へのお願い

薬局薬剤師には、医師に聞かれなければ代替案を伝えてはダメと会社のマニュアルや上司から言われているケースがあります。
是非、薬剤師からの問い合わせがあった際、内容に対する対応が分かっていたとしても薬剤師に「きみはどう思う?」と聞いていただけると幸いです。
こういうおとを言われると薬剤師側の成長にもなり、患者へのよりよい医療への提供にもつながるのではないかなと思います。

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