更新日時 2018/02/18 15:13:44

てんかんという病名が誤解を招く?

 

今回の記事はてんかんという名前について解説します。
薬剤師としては、てんかんに使われる薬物への関心のほうが強く、今回のように病名についてはあまり詳しくないのではないでしょうか?

 

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てんかんについて

病名が病状を正しく示せていなく、偏見や誤解により患者が苦しんでしまうのはよくないです。
過去にも、痴呆が認知症、精神分裂病が統合失調症といったかたちで変更されました。

 

ではてんかんとは一体どんな病気なのでしょうか?

 

WHOの定義によると、下記のようにしめされます。

 

「てんかんとは、種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、それにさまざまな臨床症状及び検査所見がともなう。」

 

すこし難解かもしれないので、もうすこし平たく表現すると…

 

脳内の電気的信号が過剰になって色々なタイプの発作を起こす。

 

だいたいこんな感じです。

 

そもそも癲癇という漢字だったのですが、この漢字の意味することが誤解や偏見をまねくということで、現在は平仮名でてんかんと表記されています。

癲癇という漢字が持つ意味

 

…狂う。気がふれる。精神に異常をきたす。

 

 

…怒りっぽい性質。すぐにかっとなる気質のこと。

 

漢字辞典オンラインより

上記のように漢字だと、脳内の電気的信号の異常の疾患であるというより、精神の異常であるといった誤解を招いてしまいますよね…

 

ちなみにお隣、韓国では2010年に、脳電症という病名に変更したようです。

 

日本でも学会で病名変更をしたほうがいいかというアンケート調査をしているようなのですが、半数以上はこのままでいいとのことなので、日本では平仮名のてんかんという名前で今後もいくのではないでしょうか

 

ただ我々、薬剤師はしっかりとこのてんかんという病名が誤解をまねくかもしれないということを知っておいてもいいのではないかなと思います。

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